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ホモ好きヲタクなはっちゃけ日記。
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なんだかあれ、日付も変わったことだし四月馬鹿お疲れ様でしたー!!皆さん工夫を凝らしたとても素敵な嘘をついていたのに、私はあれだ、なんかただの入口詐欺でごめんなさい…一回女子高生のようなノリでサイト作ってみたかったので…陶濬好きな女子高生ってどんだけコアなんだよって話ですが。そして陶濬受けってあるのだろうか。あとで三国志サーチで検索してみます。

一応、というかもう眠いのでサイトは明日目が覚めるまであのまま放置しておきます。あんまりなのでおまけに文章をぽいぽいしておきますね!!ここまでやって陶濬じゃねえってwww

うそつきとかみさま



それは昔のお話でした。
彼が生まれるずっと昔に、生きていた人のことでした。あまりに昔のことでしたから、人々の記憶の中でその人の輪郭は随分と曖昧になってしまい、彼はその人の真実をよく知りませんでした。
彼のことで唯一真実とされているのは『後漢書』なんていう胡散臭い歴史書だけで、本当のことなんてもう誰も知らないのです。
しかし彼は、その人のことを愛していました。
彼を語る数々の物語は、救いようのない言葉で全て締めくくられます。歴史書は、淡々と彼に冷たい評価を下します。
彼は思いました、「誰もあの人を救ってはくれないのだろうか」と。

ある夜彼は夢を見ました。
彼が思い描いた、絵巻物で見たそのままの姿の彼の思う人が出て来たのでした。
その人は、白い羽扇で口元を隠して、目を細めてただ立っていたのです。彼は男がどんな表情で彼を見ているのか知りたくなり、手を伸ばしました。すると、そこには一本筆が落ちているだけでした。

男は筆をとり、彼の輪郭を描きだそうとしました。絵なんて書いたことがありません。上手にかけるわけはないのですが、何度も何度も繰り返し繰り返し、その作業を行っているうちに、彼は詩を書きたくなりました。
内に湧き上がった感情をどうにかして言葉にしたい。彼を救ってやりたい。筆の先が割れて、使い物にならなかろうと彼は言葉を綴りました。
彼がどんな人なのか、自分はそれを知っているような気がして、仕方がなかったのです。

彼は男を追いかけ続け、とても長いお話を作り上げました。
それは現実ではないかもしれませんが、彼の真実でした。内側にある彼の心の真実です。
「あの人を救いたい」という一心で書いた、突拍子もない嘘はいつのまにかたくさんの人の真実になり、現実になり、彼は神様になりました。

いつのことだかわかりません。
彼はふたたび男に出会うことができました。
羽扇を揺らし、その隙間から見えた唇の形は、確かに笑ったときのものになっていたのです。そして、

「貴方は私によく似ていらっしゃる」

と綺麗な声でおっしゃったそうです。





らかんちゅーの話を書こうと思ったようです。
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