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ホモ好きヲタクなはっちゃけ日記。
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貴方にならさよならという必要な永遠に来ないような気がしたのです。
私の言うことを穏やかに微笑みながら頷くので、私は勘違いしていたのかもしれません。

貴方だけは私の言うことをただ頷いて、その通りに動くものですから、私は貴方を手足だと思っていたのです。だから貴方が居なくなったら私は大層困ると思っていました。
事実、貴方が病床に臥せたと聞いたとき、私は頭の中が真っ白になりました。
体が腐り、こころだけがぽつんと取り残されたような気分になりました。

「泣いちゃいけませんよ」

貴方は仰いました。泣いていませんよ、と私が言うと、貴方は少し淋しそうな顔を致しました。

「私の為に泣く必要はありませんが、貴方が傷ついたなら、存分に泣けば良いと思います。」

やつれた指で趙雲殿は私の袖を掴みます。

「私は、死ぬまで貴方の手足でいたいのです。だから、貴方は私の為に泣いちゃいけませんよ。貴方は貴方の痛みだけを感じてください。死んでゆくものに情けをかけてはいけませんよ。」

私は貴方になりたかったのです。

それはあなたの優しさだったのでしょうか。それとも貴方の本当の望みだったのでしょうか。
もしそれが、貴方の善意から来るものでなく、もっと心の深いところで生れた望みならば、私はなんて貴方に失礼なことをしてしまったのだと、今では恥じるばかりです。

つい先ほどまで、私は貴方を貴方の望む姿で見ていたはずなのに、今は恐ろしく違うのです。

あなたと繋がっているような気がしたのです。だけどそれはきっと気のせいでした。

最後に貴方が私の手を握ってくれたときに、貴方はようやく私に気付かせてくださいました。
貴方は私ではないのだと
私たちはつながっていないのだと
手を放したらすぐにでも私と貴方になってしまうのだということを

だから私は貴方に手を伸ばしたいと思ったのです。




書いちゃ消し書いちゃ消ししてたけどようやく一本短い趙孔。
趙雲は孔明の言うことを唯一ちゃんと聞いていた人だから、それは自分の一部のように思ってたり、思われたかったりしたんじゃないかなと
なんか、趙孔は、ちょっとハードボイルドな感じだといいなと思ってみたりして。

絵チャの最中しこしこ書いてました^^
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