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「彼に、悪気は無いんです」
どうして自分が彼を弁護しているのだろうか。
彼のために私は何を失ったのだろうきっと沢山の何かだ。今それを言葉にする術を私は良く知らない。
誰かが彼を「ろくでなし」だという。私はそれに耐えられない。
どうしても彼を守ろうとしてしまう。
彼は彼で傷ついた顔も見せずに、あのつるつるの黒い瞳で何処かをぼんやり眺めている。その行方は私の目では追いきれない。彼を視界に入れるので精一杯なのです。
そうして、彼をどうにかしようとすれば彼は好き勝手にさせてくれて、私はそれで少しだけは満たされるのですが、彼の心は此処にあらず、時々それが嫌と言うほど感じられて、この人を殺してしまいたいと思うのでした。
しかし、考えれば考えるほど、彼は何も悪くないのです。
彼の心がそこに無いのは仕方の無いことで、私が至らないからで、悪いのはすべて彼をこのように組み立てた誰かなのでしょう。
嗚呼、見も知らぬ、貴方。
貴方はとても残酷です。残酷で卑怯で、そしてきっと信じられないくらい優しかったのでしょう。
私は貴方が、憎くて堪らないのに、貴方への恨みを吐き出すことも出来ません。
私が顔をゆがめると、馬超殿はおっしゃるのです。
「彼に、悪気は無いんです。」と。
趙馬はなんか報われないというか、一方通行と言うか、なんかこうどうしようもない感じが好きです。
いっそ開き直ってしまえば楽なのかもしれないけど、雲子は真面目だからね…
馬超は多分、天然物の悪女(男だけどね!!)だと思う。
どうして自分が彼を弁護しているのだろうか。
彼のために私は何を失ったのだろうきっと沢山の何かだ。今それを言葉にする術を私は良く知らない。
誰かが彼を「ろくでなし」だという。私はそれに耐えられない。
どうしても彼を守ろうとしてしまう。
彼は彼で傷ついた顔も見せずに、あのつるつるの黒い瞳で何処かをぼんやり眺めている。その行方は私の目では追いきれない。彼を視界に入れるので精一杯なのです。
そうして、彼をどうにかしようとすれば彼は好き勝手にさせてくれて、私はそれで少しだけは満たされるのですが、彼の心は此処にあらず、時々それが嫌と言うほど感じられて、この人を殺してしまいたいと思うのでした。
しかし、考えれば考えるほど、彼は何も悪くないのです。
彼の心がそこに無いのは仕方の無いことで、私が至らないからで、悪いのはすべて彼をこのように組み立てた誰かなのでしょう。
嗚呼、見も知らぬ、貴方。
貴方はとても残酷です。残酷で卑怯で、そしてきっと信じられないくらい優しかったのでしょう。
私は貴方が、憎くて堪らないのに、貴方への恨みを吐き出すことも出来ません。
私が顔をゆがめると、馬超殿はおっしゃるのです。
「彼に、悪気は無いんです。」と。
趙馬はなんか報われないというか、一方通行と言うか、なんかこうどうしようもない感じが好きです。
いっそ開き直ってしまえば楽なのかもしれないけど、雲子は真面目だからね…
馬超は多分、天然物の悪女(男だけどね!!)だと思う。
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