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「趙雲殿、何処へ行こうとしたのですか」
「貴方の所です」
「ならもういいじゃないですか」
「いいえ、まだです。」
「私は此処にいますよ」
「だけど、私は其処にはいません」
「わけがわかりません」
「そうでしょうか」
「ぴったり同じ所に立つなんて、できっこないですよ」
「いいえ、できます。」
(無言)
「待ってくださいますか」
「どうでしょう」
「私は、方向音痴ですから、いつ貴方にたどり着くかわかりません」
「たどり着けぬかもしれません」
「それでも、いいのです」
「貴方は、一人で良いと」
「いいわけありません。私は貴方と一緒にいたいのです。その途中で果てることがあったら、それは悲しいことだけれど仕方の無いことです。それでも私はそれをやめることは出来ないのです。それも仕方の無いことです。」
「私が悪いのですか」
「いいえ、貴方は何も悪く在りません」
「せめて、地図があれば」
「無理ですよ。私は方向音痴なんです」
「なら、私が説明しましょうか、此処はどんな所か」
「無駄ですよ。私は方向音痴なんです。真っ直ぐ歩いているつもりでも、同じ所をぐるぐるぐるぐる回ってしまうのです」
(ぴったりおなじところに行きたかった)
了
馬超と同じ所にいる人は馬玩。
いつも一緒にいて、死んでも同じ呼吸をしている。それがきっと趙雲は羨ましいです。
劉備のとこへたどり着いちゃうぐらいだから、普通に方向音痴じゃないだろうけど笑
なんていうか、あの人も不器用な人なんだろうなあ。
「貴方の所です」
「ならもういいじゃないですか」
「いいえ、まだです。」
「私は此処にいますよ」
「だけど、私は其処にはいません」
「わけがわかりません」
「そうでしょうか」
「ぴったり同じ所に立つなんて、できっこないですよ」
「いいえ、できます。」
(無言)
「待ってくださいますか」
「どうでしょう」
「私は、方向音痴ですから、いつ貴方にたどり着くかわかりません」
「たどり着けぬかもしれません」
「それでも、いいのです」
「貴方は、一人で良いと」
「いいわけありません。私は貴方と一緒にいたいのです。その途中で果てることがあったら、それは悲しいことだけれど仕方の無いことです。それでも私はそれをやめることは出来ないのです。それも仕方の無いことです。」
「私が悪いのですか」
「いいえ、貴方は何も悪く在りません」
「せめて、地図があれば」
「無理ですよ。私は方向音痴なんです」
「なら、私が説明しましょうか、此処はどんな所か」
「無駄ですよ。私は方向音痴なんです。真っ直ぐ歩いているつもりでも、同じ所をぐるぐるぐるぐる回ってしまうのです」
(ぴったりおなじところに行きたかった)
了
馬超と同じ所にいる人は馬玩。
いつも一緒にいて、死んでも同じ呼吸をしている。それがきっと趙雲は羨ましいです。
劉備のとこへたどり着いちゃうぐらいだから、普通に方向音痴じゃないだろうけど笑
なんていうか、あの人も不器用な人なんだろうなあ。
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