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※孔明が真っ黒です。孔明が司馬懿のこと嫌ってます。ていうか見下してます。孔明やなやつです。気分を害しそうな方は戻ってね!
ええ、とてもかわいそうな方だと思いますよ。
彼は才能の無い方ではないのです。しかし、特別秀でているわけでもないのです。普通の方より少し賢い程度なのです。だからこそ可哀相なんです。
彼は戦って私に勝ちたいくせに、自分がどう頑張っても勝てないことを知っているのです。
私の首を落としたくてたまらないくせに、彼は刃物を持って戦場に立たないのです。私と同じ羽扇を持って立つのです。それがどうしようもなく可哀相なのです。
そう、彼は私を殺したくて殺したくてたまらないくせに、いざ私の首が盆に載ってやってきたら、きっと釈然としない顔で、首を傾げるに違いありません。
そしてほんの少し涙を零すでしょう。全く、どうしようもないのです。
それでも結局周りの人間の期待の目に耐えられなくなっていつものように楽しそうに高笑いするに違いありません。本当に、どうしようもないのです。
そうして、彼は私と一緒に居ようとしたがるのです。この不思議な世界で彼はまるで鳥の雛のように私の後を着けて歩くのです。
胸を張ってはいるものの、何処か自信なさげに、その証拠に彼はよくしゃべります。「少し黙ったらどうですか」と私が言うと、とたんに黙るのは、初めて知らない場所へつれてこられた子供と母親のそれに余りにも似ているので私は吐き気すら覚えます。
彼は私と共に居たがるのは一体何故でしょうか。私の傍にいれば、絶えず彼は不安でたまらないはずなのに、彼は私の後を追いたがるのです。
彼は不安になりたがっているのでしょうか。怖い思いをしたいのでしょうか。いいえ、違いますよね。私が嫌な顔をすれば、貴方、凄く驚いて悲しそうな顔をしますものね。本当にお辛いのでしょうね。哀れ。
だけどあんまり可哀相であるとき優しくして差し上げたら、やっぱりおどろいて悲しそうな顔をするものだから、この人は甘やかしてはいけないのだと悟りました。もうあんな顔は致しません。
哀れだと思いながら、私は彼と共にいるとどうしても冷めてしまうのです。
彼は狂ったふりをします。狂っているのかもしれない、と不安に思うことがあるのでしょうが、わざわざそんなことを思わなくてもあなたは充分に普通でありますからと私は言うのですが、彼は不安だと言うのです。そんなふうに自分を悪いほうへ悪いほうへ考えるのはおかしいと思います。彼はもしかしたら狂っているのかもしれません。
それを思うと哀れでなりません。彼はきっと深窓の令嬢、降る予定の無い雨、そんなものに近いのかもしれません。
「愛していますよ」
「嘘だ」
「貴方は、私に嫌って欲しいのですか」
「嘘を付かないで欲しいだけだ」
「だから、愛していますよ」
「嘘だ」
「嘘ではありませんよ」
「嘘だ。お前が私を愛しているはずは無い」
「どうしてそう思われるのですか」
「お前が私を好きになるはずが無いからだ」
「どうして。私には、貴方が私に嫌って欲しいようにしか見えません」
「いや、私はお前に、嫌われたいなどと思っていない」
「そうは見えません」
「お前の目がおかしいからだ。だから、私のことを愛しているなんて錯覚も起こしてしまうのだ」
「そんなことありません。どうしてそのようなことをおっしゃるのです。そんなひねくれた解釈、貴方が私に嫌って欲しい言い訳じゃありませんか」
「そんなことない!私はお前に、」
「お前に?」
「(無言)…もういい、来い。」
抱きしめながら、泣かないでください。
私だって別に貴方の事を泣かせたいわけじゃないんですよ。できれば救ってあげたいとすら思っている。
だけど貴方がそのような態度を改めないなら、貴方に気持ちよく抱かれてあげる。いい声で啼いてあげる。貴方の首に手をかけて、痛いと言っても、気を失うまでずっと、そのまま汚い言葉で罵ってあげる。
本当は貴方なんて別にいらないんですよ。
了
孔明 黒 すぎ …ちょっと笑えない
世間の司馬諸やら諸司馬は何故か孔明が司馬懿大好きで司馬懿が孔明大嫌いなのがセオリーのようですが、私はひねくれというか生まれながらにマイナーの星の下に生れてしまったので司馬懿が孔明大好きです。色んな三国志読んだ結果、そう思うようになってしまいました。
簡単に要約すると、「ツンデレは何が言いたいかわからない」というお話です。
それから何故かわからないがずっと趣味じゃねえなと思って聞けなかったキンクリが突然聞けるようになった。
ええ、とてもかわいそうな方だと思いますよ。
彼は才能の無い方ではないのです。しかし、特別秀でているわけでもないのです。普通の方より少し賢い程度なのです。だからこそ可哀相なんです。
彼は戦って私に勝ちたいくせに、自分がどう頑張っても勝てないことを知っているのです。
私の首を落としたくてたまらないくせに、彼は刃物を持って戦場に立たないのです。私と同じ羽扇を持って立つのです。それがどうしようもなく可哀相なのです。
そう、彼は私を殺したくて殺したくてたまらないくせに、いざ私の首が盆に載ってやってきたら、きっと釈然としない顔で、首を傾げるに違いありません。
そしてほんの少し涙を零すでしょう。全く、どうしようもないのです。
それでも結局周りの人間の期待の目に耐えられなくなっていつものように楽しそうに高笑いするに違いありません。本当に、どうしようもないのです。
そうして、彼は私と一緒に居ようとしたがるのです。この不思議な世界で彼はまるで鳥の雛のように私の後を着けて歩くのです。
胸を張ってはいるものの、何処か自信なさげに、その証拠に彼はよくしゃべります。「少し黙ったらどうですか」と私が言うと、とたんに黙るのは、初めて知らない場所へつれてこられた子供と母親のそれに余りにも似ているので私は吐き気すら覚えます。
彼は私と共に居たがるのは一体何故でしょうか。私の傍にいれば、絶えず彼は不安でたまらないはずなのに、彼は私の後を追いたがるのです。
彼は不安になりたがっているのでしょうか。怖い思いをしたいのでしょうか。いいえ、違いますよね。私が嫌な顔をすれば、貴方、凄く驚いて悲しそうな顔をしますものね。本当にお辛いのでしょうね。哀れ。
だけどあんまり可哀相であるとき優しくして差し上げたら、やっぱりおどろいて悲しそうな顔をするものだから、この人は甘やかしてはいけないのだと悟りました。もうあんな顔は致しません。
哀れだと思いながら、私は彼と共にいるとどうしても冷めてしまうのです。
彼は狂ったふりをします。狂っているのかもしれない、と不安に思うことがあるのでしょうが、わざわざそんなことを思わなくてもあなたは充分に普通でありますからと私は言うのですが、彼は不安だと言うのです。そんなふうに自分を悪いほうへ悪いほうへ考えるのはおかしいと思います。彼はもしかしたら狂っているのかもしれません。
それを思うと哀れでなりません。彼はきっと深窓の令嬢、降る予定の無い雨、そんなものに近いのかもしれません。
「愛していますよ」
「嘘だ」
「貴方は、私に嫌って欲しいのですか」
「嘘を付かないで欲しいだけだ」
「だから、愛していますよ」
「嘘だ」
「嘘ではありませんよ」
「嘘だ。お前が私を愛しているはずは無い」
「どうしてそう思われるのですか」
「お前が私を好きになるはずが無いからだ」
「どうして。私には、貴方が私に嫌って欲しいようにしか見えません」
「いや、私はお前に、嫌われたいなどと思っていない」
「そうは見えません」
「お前の目がおかしいからだ。だから、私のことを愛しているなんて錯覚も起こしてしまうのだ」
「そんなことありません。どうしてそのようなことをおっしゃるのです。そんなひねくれた解釈、貴方が私に嫌って欲しい言い訳じゃありませんか」
「そんなことない!私はお前に、」
「お前に?」
「(無言)…もういい、来い。」
抱きしめながら、泣かないでください。
私だって別に貴方の事を泣かせたいわけじゃないんですよ。できれば救ってあげたいとすら思っている。
だけど貴方がそのような態度を改めないなら、貴方に気持ちよく抱かれてあげる。いい声で啼いてあげる。貴方の首に手をかけて、痛いと言っても、気を失うまでずっと、そのまま汚い言葉で罵ってあげる。
本当は貴方なんて別にいらないんですよ。
了
孔明 黒 すぎ …ちょっと笑えない
世間の司馬諸やら諸司馬は何故か孔明が司馬懿大好きで司馬懿が孔明大嫌いなのがセオリーのようですが、私はひねくれというか生まれながらにマイナーの星の下に生れてしまったので司馬懿が孔明大好きです。色んな三国志読んだ結果、そう思うようになってしまいました。
簡単に要約すると、「ツンデレは何が言いたいかわからない」というお話です。
それから何故かわからないがずっと趣味じゃねえなと思って聞けなかったキンクリが突然聞けるようになった。
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