『笑えないキスをしよう。』 零度魚水

※零度魚水で孔明が白痴だよ！！本当にいろいろひどいです。
もうどうにでもなあれ！！という元気のいいお友達のみどうぞ！！


ちょっと気まずい内容なので続きからどうぞ…！！本当にひどいです＾＾

「孔明、ものを食べるときはちゃんとよく噛んで、唇はしっかり閉じるものなのだぞ。」

そう私が言うと当の本人はあーだとか、うーだとか、言葉としては意味をなさない声をあげて、先ほど無理やり口移しで無理やり含ませた粥をぺっと床に吐きつけた。
先ほどようやく掃除が終わったばかりのぴかぴかの床だった。何故掃除したばかりかと言うとほんの数分前彼が排泄した汚物を片づけたからだ。
身体ばかり大きなこの男は人の言うことを何一つわからないうえに、犬でさえ出来る食事と排泄の決まりごともなかなか覚えてくれない。
それどころか、身体を拭けば愛撫と間違えて縋り寄ってくるし、服を着せようとすると逃げ出そうとする。先ほど粥を与える時も、生きるために必要な栄養分よりも縺れる舌を求めた。
色狂いの気違いだと義弟たちは蔑んで言うが、この男の神がかった軍略を見ればきっと考え直してくれるに違いない。それに、この男は何も知らないのだ。それを責めるのはよくない。
しかし、いつまでもこのように食事もろくに摂らずに居たら死んでしまう。私がなんとかしなければならないのだ。

逃げ出そうとする身体を組み敷いて、口づけするときのように、顎を押さえて、無理やり匙をねじ込むと苦しそうに咳き込んで彼は泣いた。赤ん坊のように大声をあげて泣いた。
どうして、生きることをそのように拒否するのだ。
そんな風にされたら、私だってお前の愛し方がわからないよ。





了

零度魚水出会って間もない感じで…！！ちょっとばっちい表現がありますが、綺麗な異常性って信じられないのでどうしてもおかしい子を書くときは、素敵なことより嫌なことをたくさん書いてしまいます…
なんていうか零度魚水は介護だと思ってる。異論しかないだろうなあ。