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ホモ好きヲタクなはっちゃけ日記。
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昨日は絵チャしてたんで書けませんでした…!!最低な言い訳vv神作画な王様を堪能できたんで後悔してません。ケリーさん、ぐりちゃん、ぷ(敬称つけるとなんか変だよね)、また誘ってね!!
今日二つ書くって昨日書いたので頑張ります。

今、蒼天航路っていう漫画が凄い気になってます。三国志の漫画だそうですがウィキペで読んだ孔明の解説があんまりにもなんていうか…あんまりだったのでこれは、読むしかねーなと思いました。大丈夫、どんな孔明が来たって私怯まない。イロモノ上等だぜ!!……多分


あと、さっきバイト先で買ってきた三国志の本笑えました!!挿絵が凄い好みすぎてくたばるかと思ったんですが(特に甘寧かっこよすぎた…)曹操の説明ページが可愛くて可愛くて可愛くて……!!!
宦官の孫だってこと引きずってる所が本当に可愛い。コンプレックス持ってる人ってなんでこう、可愛いんだろう。そしてこんなに曹操に可愛い可愛い連呼したこと今までにあっただろうか、いや、ない(反語)

それから個人能力の円グラフみたいなので劉備の財力が著しく低かったことが笑えました。…いや、笑っちゃいけないんだろうけど、ね。そしてグラフからはみ出す人望の値とか、これはネタなのかと。

創作三国志やってみたいなー恐れ多くて難しい話だと思いますが、なんかギャグなら出来そう。ただ、私が書いてしまうと全員が根暗で可哀相な人になりかねないのでリアル呪われそうなんで自重します。
…でも誰かにこっそり見てもらいたい複雑な腐女子の気持ち☆
最近、どっちかっていうと負女子だよね。

今日は甘凌で!!

『檸檬』 甘凌 ※男同士で少女マンガ注意vv 史実ど忘れ注意(凌統の年齢とか)(誰か教えてください)vv



父が死んでから取り憑かれたように凌統は憂鬱だった。本当に何かに憑かれてしまったのではないかと誰かが言った。首を振るのに躊躇うものが居ないほど本当に彼は以前の覇気の溢れる姿からはかけ離れてしまっていた。
以前より格段に鍛錬は積んでいる。ただ、そのときの眼光の鋭さと言ったら筆舌に尽くしがたいものがある。手負いの所、理性の知らない獣の群れに出くわしてしまったような絶対的な恐怖を感じさせる。
それでも彼は冗談も言うし、楽しそうに笑う事だってある。だが、突然醒めた目をする。談笑の中で俯いて目を伏せた瞬間、背筋が凍るような冷たい目をする。
それこそ、一瞬なのだが、見逃すものは誰も居なかった。隠し切れずに零れる狂気が誰にでも手に取るように見えた。
その原因も分からぬものなど、呉中には一人も居なかった。

呂蒙はその時凌統となんてこと無い事を話していた。馬鹿馬鹿しい最近の噂話だったか、確かそんなどうでもいいことだった。
それでもそういう時彼は楽しそうな顔をする。呂蒙は彼になるだけそういうふうに笑ってほしかった。傷をかばうような笑顔も、自嘲するような笑顔も痛ましくてとても見ていられないからだ。
まだ若い将に皆そうあって欲しいと思うのに、この状況は余りにも無常であった。

転がるような鈴の音が聞こえた。それが近付いてくる。間が悪い、と呂蒙は舌打ちしたくなったが何も気付かない振りをして話を続けようとする。凌統の唇はもう笑みを湛えていなかった。

「呂蒙、ちょっといいか」
「ああ、甘寧」

ただの野良猫であったらまだ良かったのに。凌統の不機嫌の、憂鬱の原因である。甘寧は彼の父を殺したことを知っていながら謝罪もせずに軍に居座っている。謝罪しないことにも、軍に居ることにも納得できる理由があり、彼がまた呉に必要な人材であり、竹を割ったような素直な性格が好まれるのか人望もある。かつて敵だった彼が居ることに不満を抱くものが居ない。それが凌統を苛立たせた。
様々なものが弱冠にも至らない彼を追い詰め、傷つけた。

「…失礼する」

一言、凌統は背を向け、踵を返し消えてしまった。
何も言えずに二人は見ていた。

「なあ、呂蒙さんよぉ」

唐突に甘寧が切り出した。

「俺、人に嫌われるの慣れてる気がしてたんだけどよお。あんな目で毎

日見られてたらさすがに疲れるなあ」
肩をすくめて笑った。それでも謝る気は無いんだなと言えば当然、と胸を張る。呂蒙の口から零れるのは苦笑いだった。
しかしふいに、気になった。どうして今まで気付かなかったんだろうと思うような当然のことだった。

「甘寧、お前凌統のこと、嫌いじゃないのか?」

話を聞いてるとその中に悪意が無いのだ。申し訳内と言う気持ちがまるで無いのと同じようにきつい目で睨んでくることに対しても時として本気で後ろから切りかかられたことに対しても何の怒りを感じているように見えなかったのだ。

「そういえば、そうだなあ」

なんてのんきに答えられる。彼も気づかなかったらしい。

「殺されればもしかしたら恨むかもしれねえな」
「お前は全く」

大物かもしれない。呂蒙は思う。
もしも違った場所で出会えれば、そうでなくても此の先何か切欠でもあれば、彼らの関係は変わるのではないだろうか。

「殺されても、できれば恨まないでやってくれ」
「考えといてやるよ。死ぬ気はねえけど」

(そうだ、生きて変えてくれ。)
(傷つけることも、壊すことも、救うことも出来るのはお前しか居ないのだから。)




了。


最近授業でやった話です。タイトルの意味はそのお話を読んでくれないとわかんないと思います。簡単に説明すると檸檬というお話は借金とか病気とかで鬱になった男が檸檬をきっかけに鬱脱出する話です。(私解釈だから過信しちゃだめだよ!!)
りょんとばかんねいのことは吉川版のが理想的で好きです。りょんはどっかファザコンっぽいところが可愛い。私のツボ、ドストライクですよ。
小説中にあったおはじきを舐める描写とか檸檬を摘み始めるところとか書いてみたかったんですが人称の都合とか色々ではぶきました。これは長編でもう一回書いてみたいです。
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