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ホモ好きヲタクなはっちゃけ日記。
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みくしで書いた別ジャンルの文章、もったいないからサルベージします。某所で展示する予定でしたが、ちょっといろいろつじつまがあわなくなりそうなのでこっちに曝します。
三国志ジャンルの方にこんな注意書きを添えるのは馬鹿馬鹿しいとは思いますが、実在の人物・国・団体・宗教・民族などは一切関係ありません。
一応このブログ全体検索除けはしているので大丈夫だとは思うけど…

因みにカプはフリードリヒⅡ世×プロイセンです。へへ…笑ってくれよ…今すっげーメジャージャンルなのに、すっげーマイナーカプなんだぜ…

もし、上記の色々納得して興味がございましたら、続きからどうぞ!

神様は自らお創りになられたものしか救われない。

神様は人を創られたが、国は人が作り出したものだ。大地に線を引いて争いはじめたのは人間で、その傍らで大地でありながら人の姿を模して出来上がったのが俺たち。
既にからだは固い土と人の記憶の中に存在するのに、なぜおれたちは人のこころと形を取らざる得なかったのか。賢くない脳味噌で必死に考えたことがあった。

結果として思い浮かんだ、これは人の業だ。

主の思いを裏切り、殺し合いの果てに出来たその象徴ともいえる見えない線、その業が俺そのものなのだ。

特に俺なんかそうだ。
生きるためでなく、戦うために生まれた。そして躊躇いなく剣を取った。
主が赦せない人間の救いがたい部分を具現化した死ねない物体、それが俺たちなんだ。

俺は戦うために生まれてきているけれど、主を愛している。生まれたことはきっと幸福で素晴らしいものなのだ。だってこれ程愛に溢れている。
俺は国民すべてが愛しい。それはつまり、彼らが俺を愛してくれているということだ。

俺が死ねないのはきっと、業が深すぎるためで、だからお前と一緒に消えることはできないよ。
俺は大変、お前が愛しい。
けれどそれは国民の総意なのか、俺個人の感情なのかはわからない。まったく主は厄介なものをお付けになられた!素直にお前を好きだって言ってやることも赦しちゃくれない。それに変に期待させちまう。本当にご免な。
俺はお前に何て言えばいいかわからないよ。最高の王様。なあ、フリッツ、でもな、国民の総意でも俺の意志でもお前を忘れることなんてねえよ。そう思ってお前を送り出せる。

…だけど残念だなあ。お前とだったらもっと大きい戦いに勝つことだって出来る。あのお坊ちゃんのアホ面、もっと眺めたかったのにな。
俺達はもう永遠に会えないなんて!!
お前はきっと天の国に行けるんだろうな。救われちまうんだろうな。
そうでなければ悲しすぎるから、ちゃんと毎日お前のために祈るよ。いつものお祈りのほかに、お前のために特別祈ってやる。破格のサービスだ。喜べよ。そんな困った顔すんな。嬉しいなら嬉しそうに笑え。もっと嬉しそうに笑ってくれよ、頼むから。お前の最期がそんな顔だとか、俺は認めねえぞ。情けない顔するな、フリードリヒⅡ世!!

…怖いのか?今更甘ったれるなよ。お前のすべては杞憂だ。前にも云ったよな、生まれたこともわからずに死ぬ赤ん坊だっているんだ。お前は十分幸福に生きた。だから少し天から遠いのかもしれないけれど、大丈夫、俺が祈ってればきっとさっさといい思いが出来る。お前は救われるんだ。俺と違って、愛されているんだ。

「神をお前が愛するように、私はお前を愛しているよ」だって?なんだよそれ。俺じゃお前は救えないぜ。確かにいくつか前の俺の名前は「マリア」なんて名前だったけどな。あの頃は小鳥のように可愛かったから仕方ねえよな。だけどな、このマリアは人を救うどころか食いつぶす厄介者だ。全てはまやかしで、そして一瞬だ。…ああ、でもお前らは俺が瞬きする一瞬で生まれて、死ぬものだからな。

なあ、ならせめて俺はお前が死ぬまで瞬きしないでいてやるよ。見過ごさないからな、心臓が止まる瞬間も。



………。


ああ、畜生、目が痛いな。瞬きしないってのも結構しんどいものなんだな。死ぬなら死ぬでさっさとくたばれよ。じゃなきゃ生きてくれ。
気持ち良さそうに寝てんな馬鹿。

「国家殿、お別れのご挨拶は終わりましたか?」
「……え?」
「さすがにもう、埋葬の準備をしなければ…」

ああ、馬鹿だ、俺は馬鹿だどうしようもなく!!

涙が溢れたのは目が痛かったからじゃなかったのか。


俺は優しくて気の利く我が国民に深く感謝し、死んじまった男を見下ろして、またちょっと泣いた。









(結局俺に感情なんてあったのかなあ)







残す人と残される人、残される人がまた誰かを残して死んでいく、そういうカップリング?関係性?みたいなものが好きみたいです。
プーはなんというか、孔明とはまた違った意味でとても理想を感じる人です。神様に対するスタンスのようなものがとても敬虔で、どっか軽薄ではあるのに宗教家独特の薄情さを感じさせないところが好きです。それは、神様に救われないことを前提に信仰しているからなのかなとも思うのですがすいません上の全部妄想ですね。あれだけの登場でよくまあこれだけ考えたな私。もう正直一番最初の名前が聖マリア修道会だったのが原因です。マリアって名前の男の子って…!!妄想膨らむ^^
親父に関してはもう何も言うまい。ウィキ見たら全部飛んだよ。三国志だと、たぶん曹丕に近い人物じゃないかな、と思います。
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