×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先日茜子さんがお誕生日だったので、おそばせにもほどがありながらプレゼントを差し上げようと思いました…!!そのくせ読む人を選ぶ零度魚水(例の如く当サイトの零度孔明は白痴であり、性描写に準ずるもの、暴力表現が多く含まれています)だよ!!そしてなぜか張飛視点とか私にもわけのわからない展開です。ちょっこれ人にあげていいのかなあ…?と思いつつお祝いしたい気持ちだけは枡で量り俥で運ぶほど御座いますので、よろしければどうぞ…!!
それから当家設定の零度魚水が気になるかもしれない猛将の方もよろしければどうぞ…!!
それから当家設定の零度魚水が気になるかもしれない猛将の方もよろしければどうぞ…!!
PR
見ていて下さい、丞相。
そう笑った顔には一切の曇りもなく、この国では滅多に拝むことのできない晴れやかな空を思い出した。そういえばこういう人間に最近めっきり会っていなかったな、と孔明は思い出す。
例えば張飛や関羽がそうだった。戦の前になるとものすごく嬉しそうな顔をする。名誉や勝利の喜びを忘れて戦うことに熱中してしまう。故に、こちらの指示を無視することが多かったが、それ以上の働きをすることが殆どだったために寧ろ彼らが想像以上の働きをすることが楽しみでもあった。
命令を下す前の静寂。
馬が息を吐く音や、微かに動いた蹄の音にまぎれさせるように小さな声でそれは聞こえた。
「見ていてください、丞相」
振り向いた顔は、今からとっておきの悪戯をしでかす子供のように明るく見えた。彼は今、祖国の友らを手にかけようとしているのにだ。
線の細い、芯は強いが大人しく従順な子だと思っていた。
なのにあの荒々しさだ。
構えた長物の先は空気の冷たさで白く曇って太陽の光すら映さない。それなのに眩しく見えた。
彼の向かう先は地獄だろう。
いや、そこからやってきたに違いない。だから、安心するのだ。彼に任せておけば、という気分になってしまう。
大声で指示を出す彼の声、答える兵達の叫び声。
今はまだ、降将の若造だと馬鹿にしているだろうが、今にそんなことを言ってられなくなるだろう。
彼はきっと、最後まで反抗し続けるに違いない。諦念など知らぬように立ち向かい続けるだろう。かつてそうだった人間をいくらでも知っている。それらに彼の心は劣らないように見える。
孔明は当然目も離さずに彼を見ていた。
彼の中に、懐かしい英雄たちの影を見たのだ。
「見ていてください、丞相」
「ええ、見ていますよ」
「私は、貴方の知らない新しい英雄になって差し上げますから」
計り知れない驚きを差し上げますよ、と不敵に笑って走りだす。
ならば驚かせて下さいよ、私をその貴方のとっておきの冗談で。
蹄の音で揺れる視界の端で、もう見えなくなる彼に孔明は語りかけた。
了
ておさんとこの絵茶で盛り上がってしまって勢いで書いたよ!!ちょっと支離滅裂なのは聞きなれない洋楽聴いてるからなんだぜ!!誰だこれ。
好戦的で不敵な姜維もかっこいいかなと思った結果です。天国でも楽しくやれよ!!…命日明日だけどさ!!
そう笑った顔には一切の曇りもなく、この国では滅多に拝むことのできない晴れやかな空を思い出した。そういえばこういう人間に最近めっきり会っていなかったな、と孔明は思い出す。
例えば張飛や関羽がそうだった。戦の前になるとものすごく嬉しそうな顔をする。名誉や勝利の喜びを忘れて戦うことに熱中してしまう。故に、こちらの指示を無視することが多かったが、それ以上の働きをすることが殆どだったために寧ろ彼らが想像以上の働きをすることが楽しみでもあった。
命令を下す前の静寂。
馬が息を吐く音や、微かに動いた蹄の音にまぎれさせるように小さな声でそれは聞こえた。
「見ていてください、丞相」
振り向いた顔は、今からとっておきの悪戯をしでかす子供のように明るく見えた。彼は今、祖国の友らを手にかけようとしているのにだ。
線の細い、芯は強いが大人しく従順な子だと思っていた。
なのにあの荒々しさだ。
構えた長物の先は空気の冷たさで白く曇って太陽の光すら映さない。それなのに眩しく見えた。
彼の向かう先は地獄だろう。
いや、そこからやってきたに違いない。だから、安心するのだ。彼に任せておけば、という気分になってしまう。
大声で指示を出す彼の声、答える兵達の叫び声。
今はまだ、降将の若造だと馬鹿にしているだろうが、今にそんなことを言ってられなくなるだろう。
彼はきっと、最後まで反抗し続けるに違いない。諦念など知らぬように立ち向かい続けるだろう。かつてそうだった人間をいくらでも知っている。それらに彼の心は劣らないように見える。
孔明は当然目も離さずに彼を見ていた。
彼の中に、懐かしい英雄たちの影を見たのだ。
「見ていてください、丞相」
「ええ、見ていますよ」
「私は、貴方の知らない新しい英雄になって差し上げますから」
計り知れない驚きを差し上げますよ、と不敵に笑って走りだす。
ならば驚かせて下さいよ、私をその貴方のとっておきの冗談で。
蹄の音で揺れる視界の端で、もう見えなくなる彼に孔明は語りかけた。
了
ておさんとこの絵茶で盛り上がってしまって勢いで書いたよ!!ちょっと支離滅裂なのは聞きなれない洋楽聴いてるからなんだぜ!!誰だこれ。
好戦的で不敵な姜維もかっこいいかなと思った結果です。天国でも楽しくやれよ!!…命日明日だけどさ!!
※絵茶中にしこしこ書いていたよ!!
現代ものでなぜか殿と孔明が一緒に住んでいて、阿斗もいるよ!!
わけわかんないノリと設定ですがよろしければどうぞ!!
昨日の夜から降り始めたらしい雪は明け方には積もっていた。
目が痛くなるほど真っ白な庭やら、道路やらを見て、「すっげーすっげー!!」と騒いでいる息子を、微笑ましげに孔明は見守っていた。
この分だと、今日の体育は雪合戦か何かになるだろう。きっと朝着て行ったこの服は水び出しになってしまうだろうから、帰りはジャージで買ってくるに違いない。
去年の芋掘り体験以来、ダサいからと履いていなかった水色の長靴を嬉しそうに履いて駆けていく息子は、家を出てすぐ門の手前で転倒した。
くれぐれも、車には気をつけなさいという孔明の言葉は、果たして彼に届いただろうか。また悲痛な叫び声と、級友たちの笑い声が遠くで聞こえる。
息子を送り出した後、着々と家事をこなしていく孔明を眺めていた。平日の休みなんて珍しい。洗濯物をたたむ姿なんて見たのは、何年振りだろう。
とてもさりげなくやっているが、タオルも、シャツも、パンツさえ、角と角が寸分の狂いもなく合わされている。あれは本当に人の手でやったものなのだな、と感心していると、ふと、孔明の手が止まる。
車のCMがやっていた。夫婦が、相合傘を書いて、雪の上に大の字になって倒れているやつだ。BGMは、タイトルは忘れたがあれだ、「ILove You~今だけは悲しい歌、聞きたくないよ」とかそんな歌詞の奴だ。昔は男が歌っていたよな、あれ。私の思い違いだろうか、本当に年は取りたくない。
そのCMが終わるまで、孔明の手が動かなかった。
どうした、と聞いたら、なんだかロマンチックですね、真似してみませんか、とはにかんで笑う。
…当然のように私は孔明の手を取って、外に走り出した。こんな可愛い誘いを断れるはずはないだろう!!
喜び勇んで私は孔明の手を引いて外に出た。うっかりスニーカーで飛び出して、玄関を出て一歩目で靴下まで冷え切った水が浸み込んでくる。
「阿斗のことを、笑えませんよ。」
悔しいが、本当に、その通りだ。
雪の上に薄着で転がったのがまずかったのか(テレビを見ていたカーディガン一枚のその恰好で飛び出してきた)、背中がひりひり痛い。痛いどころか、かゆくなってきた。
もしかしたら、霜焼けかもしれない。いい年して恥ずかしいな。
「洗濯物が増えてしまいましたね」
「すまんな、後で肉まんおごるから許してくれ」
「はいはい」
「阿斗には内緒だぞ」
「わかっていますよ」
二人で見上げた空は冷たい青い光で白い庭を照らしていた。
「雪の日でも空は青いのだな」
「海の水は凍りませんから」
「そうか、えらいな」
「ええ、偉いでしょう」
自分のことのように誇る孔明が可笑しかった。
しかし、よく似ている。本当に彼のことでいい。彼は誇るべきだ。
晴れの日でも、雪の日でも、きっとこの世が終わるその日でも、空は青く青く平等に照らしてくれる。
なんだか孔明が隣にいるということが、ものすごく壮大なことのような気がして泣きそうになった。だけど、孔明がこっちを見て笑っているから必死に耐えた。
そろそろ行きますか、と立ち上がると、雪の上に不自然な後が二つ。
すっかり日が暮れた頃には相合傘のまんなかに、もうひとつ人形が出来たことが、窓から零れる明かりのお陰で発見できた。
「ただいまー!!」という元気な声に、タオルを持って駆けだす孔明。
平日の休みも時々なら素晴らしい。
天からの恵みは何も雨だけじゃないんだなと私はとても幸せな気分になった。
終わり
なんか幸せな感じで終わりましたね!!…私の頭が
現代ものでなぜか殿と孔明が一緒に住んでいて、阿斗もいるよ!!
わけわかんないノリと設定ですがよろしければどうぞ!!
昨日の夜から降り始めたらしい雪は明け方には積もっていた。
目が痛くなるほど真っ白な庭やら、道路やらを見て、「すっげーすっげー!!」と騒いでいる息子を、微笑ましげに孔明は見守っていた。
この分だと、今日の体育は雪合戦か何かになるだろう。きっと朝着て行ったこの服は水び出しになってしまうだろうから、帰りはジャージで買ってくるに違いない。
去年の芋掘り体験以来、ダサいからと履いていなかった水色の長靴を嬉しそうに履いて駆けていく息子は、家を出てすぐ門の手前で転倒した。
くれぐれも、車には気をつけなさいという孔明の言葉は、果たして彼に届いただろうか。また悲痛な叫び声と、級友たちの笑い声が遠くで聞こえる。
息子を送り出した後、着々と家事をこなしていく孔明を眺めていた。平日の休みなんて珍しい。洗濯物をたたむ姿なんて見たのは、何年振りだろう。
とてもさりげなくやっているが、タオルも、シャツも、パンツさえ、角と角が寸分の狂いもなく合わされている。あれは本当に人の手でやったものなのだな、と感心していると、ふと、孔明の手が止まる。
車のCMがやっていた。夫婦が、相合傘を書いて、雪の上に大の字になって倒れているやつだ。BGMは、タイトルは忘れたがあれだ、「ILove You~今だけは悲しい歌、聞きたくないよ」とかそんな歌詞の奴だ。昔は男が歌っていたよな、あれ。私の思い違いだろうか、本当に年は取りたくない。
そのCMが終わるまで、孔明の手が動かなかった。
どうした、と聞いたら、なんだかロマンチックですね、真似してみませんか、とはにかんで笑う。
…当然のように私は孔明の手を取って、外に走り出した。こんな可愛い誘いを断れるはずはないだろう!!
喜び勇んで私は孔明の手を引いて外に出た。うっかりスニーカーで飛び出して、玄関を出て一歩目で靴下まで冷え切った水が浸み込んでくる。
「阿斗のことを、笑えませんよ。」
悔しいが、本当に、その通りだ。
雪の上に薄着で転がったのがまずかったのか(テレビを見ていたカーディガン一枚のその恰好で飛び出してきた)、背中がひりひり痛い。痛いどころか、かゆくなってきた。
もしかしたら、霜焼けかもしれない。いい年して恥ずかしいな。
「洗濯物が増えてしまいましたね」
「すまんな、後で肉まんおごるから許してくれ」
「はいはい」
「阿斗には内緒だぞ」
「わかっていますよ」
二人で見上げた空は冷たい青い光で白い庭を照らしていた。
「雪の日でも空は青いのだな」
「海の水は凍りませんから」
「そうか、えらいな」
「ええ、偉いでしょう」
自分のことのように誇る孔明が可笑しかった。
しかし、よく似ている。本当に彼のことでいい。彼は誇るべきだ。
晴れの日でも、雪の日でも、きっとこの世が終わるその日でも、空は青く青く平等に照らしてくれる。
なんだか孔明が隣にいるということが、ものすごく壮大なことのような気がして泣きそうになった。だけど、孔明がこっちを見て笑っているから必死に耐えた。
そろそろ行きますか、と立ち上がると、雪の上に不自然な後が二つ。
すっかり日が暮れた頃には相合傘のまんなかに、もうひとつ人形が出来たことが、窓から零れる明かりのお陰で発見できた。
「ただいまー!!」という元気な声に、タオルを持って駆けだす孔明。
平日の休みも時々なら素晴らしい。
天からの恵みは何も雨だけじゃないんだなと私はとても幸せな気分になった。
終わり
なんか幸せな感じで終わりましたね!!…私の頭が
もうしつこいよ!!普通の話書けよって言っちゃいや^^
続きから魚水だよ!!礼の如く孔明がはくちです。白米です。
天華最終巻の展開が許せねえ方は見ちゃらめえええ。
続きから魚水だよ!!礼の如く孔明がはくちです。白米です。
天華最終巻の展開が許せねえ方は見ちゃらめえええ。
※零度魚水で孔明が白痴だよ!!本当にいろいろひどいです。
もうどうにでもなあれ!!という元気のいいお友達のみどうぞ!!
ちょっと気まずい内容なので続きからどうぞ…!!本当にひどいです^^
もうどうにでもなあれ!!という元気のいいお友達のみどうぞ!!
ちょっと気まずい内容なので続きからどうぞ…!!本当にひどいです^^
カレンダー
ぶろぐぺっと
お暇な方はかまってください。
最新記事
最新トラックバック
ブログ内検索
アクセス解析。