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ホモ好きヲタクなはっちゃけ日記。
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まず最初に風の音が聞こえなくなった。
馬でどれだけ駆けても聞こえてくるのは笛の音になってしまった。
次に、鉄のぶつかる音も聞こえなくなった。同時に、何でも触れ合ったりすれ違ったりするときのわずかな音が聞こえなくなった。
槍で人を突いたときに聞こえる音は、あの、野菜の潰れるような鈍い音ではなく、清んだ鈴の音に変わってしまった。
最後に人の声がわからなくなった。一人ひとりの区別が上手につかなくなってしまったのだ。
ごちゃごちゃした音の群の中で、貴方の声ばかりがくりかえしくりかえし聞こえるのだ。
低い声で気分の良いときにだけ歌っていたあの不思議な調律の歌を俺は何度も聞くのだけれど、貴方の声を聞く術をもう俺は持っていない。

あの声が、もう耳に届かないなら、耳など潰れてなくなってしまえば良い。あの場所がつるつるになったら兜を被るときなど便利そうだ。
それでも痛いのがいやだから耳はまだ顔にくっついている。

あの声しか聞こえないなら、俺はもう生きている意味はきっと無い。あの声はもう死んでしまったんだから、俺の耳はもう死んでしまったのだ。
それでも、死に切れない正義があるから、俺の心臓はしぶとく動いている。

生きることを投げ出すつもりはさらさらないが、この死んだ耳はもう歌しか聞こえない。





現実が見えなくなってく馬超さん。
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※若干不義で若干破廉恥なためにご注意を!!



なんでもできる指があるとすればそれはきっと奴の指だと思っていた。
なら切り落として私のそれと交換してやりたいと思うのだけれどあいつのほうがすこし太くてごつごつしているからやっぱりいらないと思った。

あの手が触れると、気分が良い。気分が良いから好きなだけ触れていて欲しいのにあの手は意地悪く私には触れてくれないのだ。
あの手はいつもあいつだけを抱きしめるものだから、私は淋しくってたまらない。

なんでもできる指はなんでもしてくれる指ではない。
私はあいつの指が好きだが指を動かすあいつ自身は好きではない。
広がる光景、あの、時間も、空間も、人の心も動かすあれは凄いと思うが、あいつは凄いとは思わない。あいつの指が好きなのだ。

「そんな指ありませんよ」

とあざ笑うそいつの手には羽扇。
お揃いの黒いそれを握り締めて、向かい合う、一人と一人、

私のそれでは何も変えられない。

あいつの心を向けることどころか、あの指にも触れられぬ。


手を繋ぐというのは、どうしてこう難しいのだろうか。




最近司馬懿を乙女に書きすぎている気がする。
サイト放置しすぎた…!!そろそろ何かやらなきゃなんかこう僅かな時間を見つけて革命的なもの…!!

ななななんか笑顔動画にふつくしい人のMADが上がってるぅぅぅう!!??ちょ、しかもあさきとかあさきとか落ち着いて、落ち着いて私^^
うちのパソコンじゃ動画が処理落ちしてよく見えないけど嬉しいです。歌が終わって十五秒も無音で画面見てた私。ああ美しい…!!なんかほんしょ×しゅんがいもいい気がしてきた。無節操!!無節操!!

ああもう大好き張コウ…!!何だ私三国で嫌いなキャラ居ないんじゃないかと思うくらい誰が出ても喜んでるな。

そして、何日か前の日記恥ずかしかったので消しました。どうしたんだ私。

正直ブログも新しくしたいです。だってこれ二年もやってるんですよ。過去ログ辿られたら相当恥ずかしいですよ。二年前って言ったらあさきのことしか話してませんよ。あれ、今も対して変わらない…

今日は蝶々の話題を振ったので蝶々つながりできょんこめ。





「趙雲殿、何処へ行こうとしたのですか」
「貴方の所です」
「ならもういいじゃないですか」
「いいえ、まだです。」
「私は此処にいますよ」
「だけど、私は其処にはいません」
「わけがわかりません」
「そうでしょうか」
「ぴったり同じ所に立つなんて、できっこないですよ」
「いいえ、できます。」

(無言)

「待ってくださいますか」
「どうでしょう」
「私は、方向音痴ですから、いつ貴方にたどり着くかわかりません」
「たどり着けぬかもしれません」
「それでも、いいのです」
「貴方は、一人で良いと」
「いいわけありません。私は貴方と一緒にいたいのです。その途中で果てることがあったら、それは悲しいことだけれど仕方の無いことです。それでも私はそれをやめることは出来ないのです。それも仕方の無いことです。」
「私が悪いのですか」
「いいえ、貴方は何も悪く在りません」
「せめて、地図があれば」
「無理ですよ。私は方向音痴なんです」
「なら、私が説明しましょうか、此処はどんな所か」
「無駄ですよ。私は方向音痴なんです。真っ直ぐ歩いているつもりでも、同じ所をぐるぐるぐるぐる回ってしまうのです」

(ぴったりおなじところに行きたかった)





馬超と同じ所にいる人は馬玩。
いつも一緒にいて、死んでも同じ呼吸をしている。それがきっと趙雲は羨ましいです。
劉備のとこへたどり着いちゃうぐらいだから、普通に方向音痴じゃないだろうけど笑
なんていうか、あの人も不器用な人なんだろうなあ。
※おろちねたで事後です(つまりやっちまった後だぜ!!)



冷たい言葉に彩られた情交の後で司馬懿は皺だらけの上着を羽織る。
春先といえど風は冷たく、それにしても中原の春よりは幾分も温かかった。
そして、雨だった。

暖かい季節と、寒い季節があり、じめじめした雨季もある。一年程ここで過ごしてきたけれど、未だにその季節の動きは不思議なものだった。


それを、孔明と二人でおいかけるなんて。

今でもはっきりと覚えている。それはとても鮮明に、霧に霞んだ朝の庭の光景だったのだけれど、色は果てしなく沢山あったこと。
白には黄緑が混ざり、灰色の影は青く輝き、瞬きするたびに、それはまた別の色に変わったのだ。

池の前に佇む孔明は一輪の蓮の花に手を伸ばした。
吸い寄せられるように流れてきたそれが彼の指に触れる。
壊れた寺院で見かけた仏の絵に似ているその光景が余りにも似ていたから、恐ろしさと誇らしさと、わけのわからない悲しさで旨が一杯になったのだ。

私は神に対峙していたのだ。

そう思うと、切なくてたまらなくなった。

人を殺すその手際のよさより何より、共にいて彼を人でないように感じるのは、その穏やかさで、司馬懿は彼のそういうところを見たくなる。

しかし、孔明はその穏やかさを人に向けない。
司馬懿は手を伸ばして、肩を叩こうとすればその前に振り返り、声をかける前に返事する。

何も言わずに彼は全てをはねつける。
それでも知らない顔をして、つまらない罵倒を浴びせ、そのなかに少しだけ愛しい気持ちを混ぜながら、彼の帯を解いていくのだ。

阿呆に彼は優しかった。
司馬懿はそれに甘えた。
それがどうしてか知っていながら、彼の腕の中に落ちた。彼を閉じ込めて、声を上げさせた。

この世界の殆どのことがどうだっていい


隣で彼が目覚めた。
解けた帯を拾い、しわくちゃで汚れた下着を探して、立ち上がった。

「どうしてお前は」

孔明は微笑んだ。

「だって貴方が余りにも哀れで。」

使えない、役立たずだから。そのくせ高望みばかりして背伸びして、その様が見ていられないほど哀れだから。

「だから、哀れんであげてるんですよ。」

二人で追いかけてきたはずの景色は結局一人で眺めていたに変わり無かった。
ただ彼が景色の中にいたばかりに、司馬懿は勘違いしていたのだ。

二人で居ると。





本当におろちは都合が良くて良いですね!!
しばこめやるなら天華か横光じゃないと萌えないと思ってたんですが、おろちのお陰でこの二人に際限なく萌えられますありがとう。
孔明は基本いやなやつで、(酒見的な意味で)電波で、司馬懿は無駄に頭が良いから、それがほんの少しどういうことかわかって、変に期待して大変なんじゃないの。
もっと孔明がいやなやつに書ければ良い。いやなやつってのは、多分一番可哀相で可愛くて、淋しい人だと思う。
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